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世田谷美術館の出張授業とインターン実習

 2018年秋。とある区立小学校の4年生の図工の授業を覗くと、すまし顔をしつつも張り切った子どもたちを前に、微笑みと堅い面持ちを同居させ、教壇に立つ若者の姿が。そう、世田谷美術館の「出張授業」です!
 当館では長年、区立全小学校の4年生を「美術鑑賞教室」に迎え、館内を巡る美術館体験を実施する一方で、希望校には、鑑賞予定の所蔵品を中心に紹介する「出前授業」を、事前(時に事後)に行います。この授業を行うのは、東京学芸大学の主に3年次に在籍する当館インターン実習生たちです(毎年約10名)。彼らは美術館で毎週行う勉強会で、担当学芸員らと共に授業案の検討と改善を重ねています。
 本稿にご紹介する出張授業では、アルミニウム鋳造のレリーフ作品・向井良吉作《花と女性》(1969年)をテーマに、まず、「レリーフ」という造形表現の解説を交えながら作品図版を鑑賞しました。次に、アルミホイルを手に文房具等の日用品(自分たちの手や顔も!)の型どりをして小さなレリーフを各自工作した後に、全員の作品を黒板に掲げて鑑賞タイムを堪能!
 「美術鑑賞教室」の当日には、授業担当の学生らと再会し笑顔を交わす児童もいました。館内を巡るなか、美術館の地下にある創作の広場に設置された《花と女性》を鑑賞しに来た子どもたち。広場の壁全面をほぼ覆う銀色に煌めく壮麗なレリーフの前で佇んだのち、その作品全体に浮き出ている色々なモチーフや、装飾的な細部一つひとつを目で追い、発見します。少し離れて、作品全体もじっくり鑑賞。
 インターン実習生と学校との連携により、肩ひじをはらずに美術と出会う楽しい時間を、今後も子どもたちに届けていきたいと思います。  [文:矢野ゆかり(世田谷美術館学芸部普及担当学芸員)]

                                




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